インマヌエル綜合伝道団はプロテスタント:キリスト教会の教団です

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BOLlVlA(ボリビア)○三森邦夫、加寿子

Rev. Samuel & Mrs. Martha K. Mitsumori

Casilla 3456, Santa Cruz, BOLIVIA

591−3−342−1806〔Fax 共用〕

e-mail : mitsumorihome@hotmail.com

今年も南米ボリビアから:クリスマス(18)・新年(19)のご挨拶を申し上げます。NEW 

「荒野では、あなたがたがこの所に来るまでの、全道中、人がその子を抱くように、あなたの神、主が、あなたを抱かれたのを見ているのだ。」(申命記1:31)

ご無沙汰続きで年末を迎えてしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 今年一年、皆様の御祈りに支えられ、真夏のボリビアで、新年をむかえようとしております。4月に2か月の予定で、日本に一時帰国したのですが、邦夫は健康診断で大動脈瘤と狭心症が発見され、その手術と回復の為に11月20日まで日本に滞在しました。大動脈瘤の方は、いつ破裂しても不思議ではないほどの大きさで、命拾いをしたといっても過言ではない状況でした。
三森邦夫・加寿子宣教師
 半世紀近くの宣教師生活の中で、さまざまな危険や難題にぶつかりましたが、健康的には二人とも、人を助けるために病院にはよく行きましたが、自分たちのためには、ほとんど行ったことがなかったので、この間の、検査、入院、手術、の繰り返しに、戸惑うばかりでした。大きな手術の合間に、痛風が3週間に一度ぐらいの間隔で、足や手の関節を襲い、文字通り、周りの助けなしには、何もできない状態が長く続きました。

冒頭の御言葉がまさに、私たちの今年の歩みを語っていると、しみじみ味わっています。この試練を通して、いくつかのことを学ばせていただきました。まず、まったく無力になって、周りの方々から、助けを頂くということに困難を覚えました。これまでと逆に、助けていただくばかりで、何もお返しができないという日々でした。考えてみますと、これは自我が、徹底的に砕かれる始まりであったようです。次に、結構大きな手術でしたので、かなりの体力と、体重も失いました。そして回復期には、言いようのない落ち込みを体験しました。この年齢になって初めて、うつ病の人たちの苦しみが分かったような気がしました。体が弱ると心も霊も弱るのか、暗闇の中をしばらく通過しました。自分で計画し、大体その通りに物事を動かしてきたという自信が、神様のSTOPによって、あつかわれなければなりませんでした。いつGOのサインが来るのだろうかと、焦りや、拒絶への恐れを感じました。じつは大動脈瘤は、健康診断の時に、かかりつけの医師の触診で発見されました。その結果大きな病院に回されましたが、その後かかわった医師たちから、触診でわかるのは奇跡だといわれました。その手術のための諸検査で、心臓の血管の一本が細くなっていて、心筋梗塞になる可能性があったとうことで、二度目の命拾いをしたことになります。

この間、お隣に住む森健兄、明子姉には、筆舌に尽くせないお世話と家族同様の心配をして頂きました。また、帰国以来通っていた、東御同盟教会の牧師、辻浦先生ご夫妻と教会の兄姉たちにも、大変お世話になりました。また、信仰と祈りの友人たち、I師、K師、N師、N師、T兄姉らの真剣な祈りの手にささえられました。主に在る無償の愛を彼らから学びました。このような中で、忘れることのできない会話がありました。

ボリビアにJICA(国際協力機構)関係で、サンフアン移住地に看護師さんとして来ていた竹澤さんとの会話です。彼女は知り合って間もなく、日本に帰国しましたが、それ以来30年以上家族同様の親しい友人です。今回も、2回にわたる入院、手術に際し、東京から何回も駆けつけて、助けてくれました。病気の発見、お医者さんたちとのかかわり、いくつかの不思議な出来事について語り合っていた時、突然彼女が「それは神様だよ、神様だよ」と繰り返しいったのです。そこで、「あなたは神様を信じていないのにそれがわかるのね。」と加寿子がすぐに言いました。「それは先生方が、神様に近いから見えないのよ。」との答えが返ってきました。本当にそうだろうか? 弱さ、足りなさ丸出しの私たちの反応でした。でもこれらすべての行程に生きて働く神様の御手を見たのは確かでした。

「しかし、主は、『わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現れるからである。』と言われたのです。ですから、私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょう。」(Ⅱコリ12:9)

私たちの信仰の弱さの言い訳みたいですが、自我が砕かれっぱなしの月日でした。 恐れと痛みの伴う経験でした。今まで良いことをしたと思っていたことでさえ、自我の満足であったことを何度も何度も指摘されました。罪が示され、十字架の贖いの意味がもう少し深く解ってきました。今頃?とおっしゃる方もおられるでしょうが、そうです。今頃なのです。

11月7日に担当の先生から、旅をしても良いとの許可をもらい20日に成田を発ちました。ロスに住む娘のところに2週間滞在し体調を整え、12月5日、7か月ぶりにボリビアに戻ってきました。早朝でしたが、教会の兄姉たちがでむかえてくれました。戦争から帰還した兵士を迎えるように抱き合って再会を喜びあいました。

この年もあと少しで暮れようとしています。皆様の御祈りを心から感謝しております。
新しい年、まだ健康面では課題が残っていますが、ボリビアでの締めくくりの働きに、主の御導をあおいでおります。

神様の大いなる御祝福が皆様の上に豊かでありますようにお祈りしています。

在主

三森邦夫・加寿子

*2017年4月5日 最終号 (2016年9月10日帰国)

「神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心に永遠への思いを与えられた。しかし、人は、神が行われるみわざを、初めから終わりまで見きわめることができない。 (伝道者の書3:11)」

全国の教会の先生方と信徒の皆様方に支えられ、1970年から今日まで、海外での働きに従事することができましたことを心から感謝しております。この3月の年会をもって教団派遣の宣教師を引退いたしました。これまでお祈りとサポートをもって、私どもと心を一つにして戦ってくださった皆様がたに心から感謝申し上げます。 今月は嬉しいニュースがあります。私たちがボリビアを後にしてからも、働きは力強く進められていることはすでにお伝えしましたが、その後、3人の30代の男性が信仰を持ったというニュースが届きました。いずれも、コトカで持たれている週二回の聖書の学び会の実だということで、御名を崇めております。昨日入ったニュースでは、コトカ集会は新しく6組のカップルが加わり、フェルナンド、タティアナ夫妻のリーダーシップで働きが続けられています。もっと集まりやすい環境をと、会堂建設を考え始めているようです。前にも書きましたが、コトカのカトリック教会は、そこに祭ってある処女マリア像が特別で、多くの参拝者が集まるので有名です。また薬物が手に入りやすく、道徳的に乱れた若者たちのたまり場としても有名です。そのようなところなので、信仰に導かれる人たちのほとんどは、離婚再婚が原因する家庭問題でどうにもならなくなったケースが多いようです。ごく最近のニュースでは、仕事の関係でどうしても日曜日の朝、礼拝に出ることのできない人たちのために、夕拝もできないだろうかという案が出されているそうです。このような社会に、本当の福音が入っていき、ライフチェンジングを証しする群れが出来ていくことを願っています。

私たちの宣教の働きは、1970年10月、教団として初めて派遣する農業技術宣教師としとて、南インドのベテル農場に始まり、77年から79年まで南インド聖書神学校SIBSでの働き、4年間のアメリカでの学びの後、神様の摂理で方向を変えてボリビアでの働きに移り、今日まで33年間になりました。その間の様々なことを思い返すとき、背後で間断なきお祈りが積まれてきたことを感じます。また神様は生きて働いておられ、すべての出来事を、決して無駄にはなさらないことも実感しております。初めての技術宣教師として送り出され、将来が不透明で、悩んだこともありましたが、今振り返ってみると、今日の技術宣教師の道を開く役割を果たしたこともうなずかされます。インドへの道が閉ざされた故に、ボリビアに教会が生まれ、インドに戻れなかった故に、我が家の居間で信仰をもった兄弟が信仰を公にすることにより、一粒の麦となって、迫害に耐え、その結果、何百倍もの実を結んでいることの故に、御名を崇めております。
引退はしましたが、私たちは生きるかぎり宣教師として主に仕えたく願っています。ボリビアを正式に離れ、引退することになったのには、主に次の理由があります。まず、数年前からボリビア政府は、教会に介入しはじめ、外国の宣教団体あるいは宣教師は教会を始めることができないということを初め、いくつかの厳しい規制を加え始めました。私たちの始めた働きが、現地の兄姉の手ではじめられたものであるという自立、現地化を一時も早く実行する必要に迫られました。次には、教会が経済的にも、人材的にも大きな成長を見せ、親離れ子離れの時が来たと思ったからです。現在6人の役員と10人のリーダー・トレーニングに席を置く兄弟姉妹によって、働き続けられております。宣教師によってはじめられた働きが、聖書的な、ボリビア人によるボリビアの教会に成長・発展することをを願っての決定でした。 2014年の年末30年ぶりにインドを訪問した時に、神様が、蒔かれた種がどのように成長したかを見せてくださったことから、「成長させてくださる神」にお任せするように導かれたことも、今回の決心を促してくれました。これからは、ボランティアという立場で時々ボリビアを訪問し、彼らの成長を横から見守ることができたらと考えています。

最近のボリビアの様子を少し書いておきましょう。私たちがボリビアを去ってからも働きは続けられています。6人の役員、坂口兄、塔野兄、エゼキエル夫妻、フェルナンド夫妻は、それぞれ元気に励んでいます。リーダー・トレーニングのクラスもレベルⅡが順調に進んでいるそうです。エゼキエル夫妻には、心配されたジカ熱の感染もなく無事3女が与えられました。コトカ集会は、地元から数家族集うようになり、何人かが信仰を持ったという報告もあり感謝しています。エゼキエル兄の大学での学びも3年目に入りました。フェルナンド夫妻も、大学の神学部での学びの機会を祈り待ち望んでいます。
この二人の兄弟の共通点は、救われてすぐに周りの人たちに証をし始め、献身への願望を表したことと、間もなくキヨメの信仰に立ったことです。信仰歴は短く、人間的に弱さもたくさんある彼らですが、これからのボリビア宣教を担っていく柱の役割を果たしてほしいと願っています。

4月25日、私たちはボランティアとして、再度ボリビアに向かいます。数か月の滞在を予定しておりますが、これまでのように、お祈りしていただけましたら感謝です。

在主   三森邦夫・加寿子

その他の活動報告

その他

2016年5月〜の報告(過去ログ)は、こちらに掲載されています

◎巡回予定などが決まった場合、下の表に掲載されます

申し込みは神栖教会・蔦田敬子牧師(0299-92-3545)saltsuta@yahoo.co.jp まで

巡回報告予定

   
日時  教会・聖会
2018/1/22(日)取手シオン教会
2018/2/19(日) 板橋教会

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